エ コ ロ ジ ー

 
様々な面で環境にやさしい家です。
平成10年には「環境庁長官賞」を受賞しました。
 

地球環境にやさしい、地域環境にやさしい

 木をたくさん使っているから自然破壊だというのは誤りです。大量に使ってもその量を再生するだけの資源循環ができていればそういったことにはなりません。
 極寒冷地の北海道では、住宅は20年から30年で建て替えられます。北海道の木は40年から50年で伐採されますから、だんだん資源が減るのは当たり前です。
 「木の城」の木材部分は100年以上持つように設計されていますし、「木の城」で利用されている木材の多くは一般の住宅建材では廃棄されるような間伐材を加工して使っています。(1本の丸太から他社の倍の木材が取れるそうです。)したがって、100年スパンで考えるならば「木の城」が増えればだんだん木が増えていきます。(ちなみに柱の強度は一本ものよりも間伐材から作られる複合材の方があるそうです。なお、加工には人体に害になるような薬品、化学素材は一切利用していません。)
 また、「木の城」は、ごく一部を除きほとんどの部分は北海道産の木で作られています。一般の住宅で多く使われる南洋材は、土壌の性質上一度切ると同じ場所で木が育つまでに数百年かかりますが、北海道では本州よりは多少かかるとはいえ40年から50年で育ちます。
 つまり、地球の熱帯雨林の保護につながり、北海道の植生を促進させ、ひいては北海道経済に貢献しているわけです。
 
  100年木の城 25年住宅×4軒 説    明
必要な木材の量 500   400 25年住宅一軒に使う木材が100とした場合
必要な木の量 250   400 「木の城」の木材利用効率は他社の倍です
100年間で生産される木の量 250   250 100の量の木を40年サイクルで伐採した場合に生産される木の量
100年後の木の量 増減なし △ 150 25年住宅一軒に使う木材が100とした場合の100年後の木の増減
結果として… 酸素供給や貯水機能などの森林効果分が利息になる  森林資源は枯渇する   

北海道産の木材がほとんど

 木は育った地域で利用したときに最大限の性能を発揮するので、「木の城」はほとんど北海道の木だけで作られています。
 北海道の木ではないのは、窓やドアの縁などの細工の伴うごく一部の部分だけです。
 ちなみに、一時期、完全北海道産材の「木の城」もありましたが、北海道でも林業不振で、材料の調達が難しくなり、残念なことに今は受注していないそうです。

環境庁が認めたその功績

 「木の城たいせつ」は平成10年6月5日に、環境保全功労者(地球温暖化防止部門)として環境庁長官から表彰されました。
 表彰にあたっての評価の内容は環境庁から公表されており、そのポイントはいくつかありますが、なかでも数字で示されている「在来工法と比較した省エネルギー度」は驚くようなデータでした。

 @生産段階  (エネルギー消費を伴う素材の利用削減) …  2分の1
 A生産流通施工段階(一貫生産による運搬回数の削減) … 10分の1
 B維持・使用段階     (暖房冷房エネルギーの削減) …  5分の1
 C廃棄解体リサイクル段階  (部材の大半が再利用可) … 30分の1

 これほどの省エネルギー効果の住宅を既に 16,000棟も建設していること、地域の木材の活用と再利用を積極的に取り組んでいることなどから、地球温暖化防止対策の推進に功績があると認められました。

 宣伝や口ばっかりではないというのは、ユーザーとしても大変誇らしいことです。

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