健   康

 
「木の城」に住むことの最大のメリットは、健康になることです。
 

アレルギー体質の改善。私の「ぜんそく」どこ行った?

 先にも書きましたが、私はアレルギー体質で、5歳の頃からゼンソクの発作に悩まされ続けてきました。成人しても完治せず、季節の変わり目や疲労時には発作に襲われていました。25歳を過ぎた頃から、むしろ悪化しはじめました。
 この間、北海道で最も健康に良いまちと言われた伊達市で、コンクリート住宅、木造一軒家と住みましたが、病状は改善されませんでした。
 ところが、「木の城」に住み初めて半年後の秋口を最後に、本格的な発作が全く起きなくなりました。さらにその後の一年は、疲労が重なった明け方に小規模の発作というべき「ノド鳴り」(軽いゼイゼイ)が若干あっただけでした。
 そして、昨年秋のノド鳴りを最後に、ここ半年間は全くゼンソクの症状は起きていません。明らかに病状が改善していることを実感しています。
 私だけではなく、多くのユーザーがゼンソクやアトピーなどのアレルギーの症状軽減を体験しているそうです。
 これは、普通の住宅の5倍という大量の木が呼吸して湿度を管理することから、呼吸器系の病気の治療、カビやダニの発生の防止、持ち込みの家具から出るホルムアルデヒドの吸収、「テンペル類」などの木の酵素による治癒力の増幅などの多くの効果によって健康になったのではないかと、私は思うのです。
 

新築病、シックハウス症候群ってどこの話?

 最近、新聞紙上やテレビで報道されている新築病などの化学物質過敏症の原因となっているホルムアルデヒドについては、他のメーカーは最近になっていろいろと対応しているようですが、「木の城」はそのモデルが確立するずっと以前から対応しています。しかも、ホルムアルデヒドに限らず、全ての化学薬品を排除しています。
 ただし、唯一の例外は、住宅金融公庫の基準により義務づけされている、木部分の土台の防腐剤です。しかしこれも環境先進国ドイツで最も信頼されている「キシラモン」を使っています。
 集成材や合板、布クロスなどの接着剤は全て自然素材を利用しています。基礎と接する部分の木部分の土台は公庫の規定により薬品処理を義務づけられていますが、それさえも自然素材の薬品を使用しています。
 なお、一部の室内空気汚染対応住宅は、騒がれるホルムアルデヒドは削減しても、他の種類の化学薬品に代替するだけで、名目だけの改善にとどまっているメーカーもあるそうです。
 また、「木の城」に敷き詰められている本じゅうたんはもちろん100%のウールなのですが、ウールには空気中の化学物質を吸着させる能力があり、家具などから発生する汚染物質から守ってくれます。
 私自身、新築翌月に晴天続きの7日間の家族旅行から帰ってきた時、木の香りに出迎えられたことには大変驚きました。家はともかく新品の家具も入っているので、多少はあるだろうと思っていた刺激臭が全く微塵も感じられませんでした。
 

緩やかで、転んでも下まで転がらない階段

 「木の城」のコンセプトのひとつは、歳をとっても寝たきりにさせないということです。
 そのため、階段は年寄りでも楽に上がれるように緩やかになっています。
 また、介護や補助もできるように、大人二人が並んで上れるだけの幅がとられています。
 これだけ緩やかだと、まず転びません。もし転んだとしても下まで転がっていきません。
 これにより年寄りだけではなく、乳幼児の不慮の事故も防止できると思います。
 最近はバリアフリー仕様と呼ばれる住宅が多く見受けられますが、老人や障害者に対応すること、段差による家庭内事故については考えていても、常日頃から障害者にならないように予防するという考え、そして家庭でリハビリを行う考えを持つメーカーはあまりないようです。
 ちなみに、バリアフリーというのは床を平坦にすることではありません。バリアフリーというのは、2世代3世代の広い年齢層や障害者と分け隔てなく共に暮らしてゆくというのが本来の意味です。

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