防   災

 
「木の城」は被害者や加害者にならない家です。
 

北海道南西沖地震でも無傷の家

 あの北海道南西沖地震の際に、奥尻島の対岸の大成町は震度5〜6、海岸線には5メートル以上の津波が押し寄せました。この町の海岸に建っていた「木の城」は地震の揺れの直後に津波の直撃を受けたにも関わらず、基礎の1階に浸水しただけで、居住部分である2階3階は全く津波の被害を受けませんでした。建物について言えば、地震の揺れや津波による被害は全く無かったそうです。
 「たいせつ」は20年以上も前から高い耐震・耐久性能をもたせています。
 17年前の実物実験で木造の部分でさえ既に、在来住宅の3倍の強度、阪神大震災の揺れの2倍に相当する33トンの水平加重に、耐えることが実証されています。
 その後の強度向上により、現在では42トン、阪神大震災の3倍、関東大震災の5倍の揺れにも耐えられる強度があるそうです。
 しかも、基礎が高いなどの特徴から、経年による強度の低下は非常に少なく、切ってから最初の千年は強度が増すという木の特性からすると、むしろ強くなるものと思われます。
 自然災害では、このほかにも河川の決壊や土砂崩れに際しても、いつもどおりの生活ができたというユーザーからのレポートもあり、災害に対しては実績があります。

防犯・防火に優れる家

 「木の城」の1階の窓は防犯用の格子が入っていてそこからの侵入をゆるしません。また、窓は1階で2重、2階3階は3重となっており、それぞれにカギがあり、窓からは簡単には侵入できません。
 1階で火災が起きたユーザーの家では、回りがコンクリートであるため、火が自然に消えてしまったそうです。
 また、2階3階の火災の際には、じゅうたんが本じゅうたんであるため燃え広がらない、木の部分は木の密度が高いため表面しか燃えない、化学素材を一切使用してないので有毒ガスは発生しないと思われます。
 つまり、もしもの際には逃げる時間が確保されるということです。

落雪事故の加害者とは無縁の家

 北海道で年に数件必ずあるのが、落雪による死亡事故です。下敷きになる事故のほか、隣の家屋に凍った雪が飛びこむという事故も多くあります。
 「木の城」は数十年の実績をもつ無落雪設計です。3メートル程度の屋根の積雪では歪みがほとんど生じないことは現物実験で実証済です。
 なお、「木の城」の屋根に積もった雪は風で飛ばされることから、屋根の上に3メートルの積雪をもたらすには、実物実験によると7メートル以上の積雪量が必要となるそうです。屋根に雪が多くのらないのは、スキー場でよく見かける「山頂には新雪が積もらない」というあの状態と同じです。

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