木を知りつくした宮大工の技術が至る所に生きる「木の城」 |
イミテーションは一切使っていません。 一般の5倍の量の木が呼吸するため、呼吸の妨げになるビニールクロスは一切使いません。全て布クロスです。 じゅうたんも木の呼吸を妨げないウール100%の本じゅうたんです。 化学繊維はダニの繁殖を促進するだけではなく、火災の時にも有毒ガスを生じて危険です。 |
落ちつくといえばやっぱり和室でしょう。 「木の城」の和室は、一般ではオプション扱いになるような細工も標準装備です。 床の間は当然として、引き戸や窓には障子が上下にスライドする「雪見障子」が使われています。 |
「木の城」の押入と物入れは普通とちょいと違います。 普通の押入は90センチ位の上下段になっていますが、「木の城」では45センチの4段になっています。 そのため、布団を重ねて入れる必要がなく、下敷きの布団もすぐに取り出せます。また、間が空くので空気が循環して湿気がこもりません。 また、棚一段は2枚の棚板でできていて、その棚板は可動式であることから、大きな物を入れるのに段を空けたり、手前にひょろ長い物を入れるのに奥行きを一枚分にしたりと、いろいろな使い方ができます。 ちなみに、床は板敷きのほか、スノコ敷きも選べます。 |
「木の城」の浴室は安っぽいユニットバスではありません。 壁と天井はトドマツの羽目板、床はすべらない素焼きタイルで、浴槽は段差が少なくなるように床に埋め込まれています。 また、「木」の浴槽も選べます。 家全体がほぼ均一な室温になっているので、冬の入浴でもそれほど寒くは感じません。タイルは最初は多少冷たく感じますが、お湯をかければすぐに暖かくなるので、浴室暖房も必要ありません。 わが家では2年経つ今でも羽目板の木の香りを楽しみながら入浴しています。 |
「木の城」のトイレには、頭上に設置する物入棚と、厚い壁を利用した埋込棚の2カ所の木製の収納スペースが標準装備です。 トイレットペーパーの置き場やヘソクリの隠し場所にはもってこいです。 |
「木の城」の郵便受けは、外気遮断用の2重のドアを通って下駄箱の上に郵便物が乗るようになっています。 大きさは書籍小包が入る十分な大きさで、A4版の回覧板は楽勝、小さな宅配なら入れていってもらえます。 やる気になれば、外に出たくない時の宅配や書留の印鑑のやりとりも、ここからできます。 |
私が「木の城」を見て最初に驚いた点は、実はこれなんです。毎日必ず触れる電気のスイッチやコンセントのパネルが全て木でできています。 本当に、「これでもか」というくらいに、木にこだわっています。 |