ど う す る ?

 
「木の城」も万人にいいとこばかりというわけではありません。
自分の価値観と天秤にかけることも必要でしょう。

デザインはどうにかならないの?

 「木の城」最大の問題です。「木の城」固有のあの外観はどうにもなりません。
 現在の商業住宅では、目を引くデザインが売れる条件になっています。しかし、どんなに格好良く建てても、1週間で見慣れて、1年で風景に調和して、5年で新デザインに押されて見劣りするようになるでしょう。
 「木の城」のデザインは地味ですが、30年位経っても古くは感じないデザインだと思います。
 ちなみに、外観はあんな形でも間取りは自由にできます。三角の部屋だって設計してくれます。 
 外からの見た目よりも中身で勝負ですよ。

本当に100年持つの?

 「木の城」はちまたで100年持つように言われていますが、まだ100年間経った「木の城」は一軒もありませんので、実証はされていません。
 しかし、このうたい文句には公正取引協議会のお墨付きがあるそうである。
 構造上、木造の2階と3階が1階のコンクリートの基礎の上で地表の湿気の影響を受けないようになっているところは、基礎の高い正倉院の構造にも似ています。そのことをそのまま受け取るとするならば、100年はおろか、千年以上も持つということとも言えます。
 1階のコンクリート基礎のコンクリートは、一般の50年耐久性のコンクリートではなく、土木建設用のものなので、長期に渡る利用が可能です。
 私としては、こういった構造を持つ「木の城」は、メンテナンスさえしっかりしておけば、間違いなく100年以上持つと思っています。
 ただ、コンクリート基礎の1階にある玄関や物置などの木の造作部分は地面に近いために湿気が上がりやすく、30年後には修繕が必要になるかなとも思っています。(1階だけならそれほどかからないってば。)

車椅子でも大丈夫?

 「たいせつ」のポリシーは、健康で住み続けるということなので、階段などの部分は高齢者でも無理なく昇降ができるように設計されていますが、いざ車椅子のご厄介になった場合のことはあまり考えられていないようです。
 これは、階段は幅が広いのですが、通路の幅が標準ではそれほど広くないこと、トイレなどのドアの幅が狭いことからもわかります。
 もっとも、これらは簡単にリフォームできる部分なので、めくじら立てることでもありませんが、今現在車椅子を利用されている場合は、設計時に通路の幅の確保と各ドアの幅、エレベーターの設置などを相談されるといいでしょう。
 オプションや標準規格以外の設計もきちんとやってくれますよ。

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